チラシの裏にでも書いとくぜ!

書籍化までされたこのブログ。文章力が認められ日本盤ライナーノーツでの執筆、全国誌で長期連載するようになって完全に手を抜いている感が漂っているブログ。

<< June 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

<< 5/9(木)シェルターで岩田さんの日。ストラマーズ、早朝ピストンズと3バンド。 | TOP | 昨夜の興奮から明日の新宿ロフトへ >>

2019.05.08 Wednesday

ベスト盤のあれやこれや

0

    「STAY FREE」

    イントロを聴いていただいたら解ると思うのですが

    セックス・ピストルズに回帰した頃でした。

     

    前作でホーンを招いてウィルソン・ピケットからSMOOVE & TURRELL

    とかにまでアプローチしていた反動かシンプルなバンド・サウンドを望んだ時期。

    SLADEからQUEENまでニール・ヤングからリチャード・トンプソンまで

    「リヴァイヴァルにはギャグの要素が入ってないとダメ」

    「シリアスにクソ真面目にやっても良い結果にならない!」って

    リヴァイヴァル・スキンヘッドの言葉を信じきって

    躍起になっていた「SOUL SURVIVOR」を経て辿り着いた

     

    土台と角度が違うという現実。オリジナルの言葉の真意は何となく解ってはいたが

    「SOUL SURVIVOR」で自分なりに達観したんだとおもう。

    アイルランドの音楽へ惹かれていったんだよ、といってもトラッドな方じゃなく

    U2やシニード・オコナー、そしてザ・クランベリーズ等へ

    セックス・ピストルズに回帰しながら

     

    そこから「STAY FREE」は生まれた。この曲のオリジナルが収録されている「RATS AND CROWS」の

    レコーディングは楽しかった。トモノリもまだこっちにいた頃だね。

    レコーディングしていた烏山のスタジオで久しぶりに派手な心霊現象を目の当たりにしたな

     

    机の上の飲み物がスーッと大きく動いたと思ったら

    机の上のティッシュペーパーが箱から飛び出して宙に舞ったりするんだもん

    けど恐怖を感じる暇も無いほどレコーディングに集中していたからどうってことなかったよ。

     

    「FRIENDSHIP TRAIN」

    これはオサムと一緒に作った思い出の深い曲だよ。

    恋には終わりがあるじゃん。え?無いの?

    友情には終わりがねえじゃんって事をさ、言いたかったんだとおもう。

     

    俺は家族がいなかったけど家族みたいな友達やメンバーに助けられてここまで生きてこれたから

    友達がいたからね、どんな時でも。特にガキの頃からの友達は家族っていうか神だろうなそろそろ。

     

    音楽、バンドで繋がるとさ、みんな本気でやってたりコダワリが強い分

    こじれたり、めくれたりするじゃん。しょうがないことだよ。誰が悪いって話でもない。

    青いな、と思うけどその反面、よく書いたぞ俺!って褒めてやりたい歌詞だね。

    曲はオサムのセンスと好みが入り混じって素晴らしいと思ったよ。

    2人で15歳ぐらいから曲を作りまくってきたからね。その形が1番シックリくるんだろうね。

     

    再録したベスト盤のヴァージョンでは色々変わった所があるけど

    サビのメロディーラインが変化としての印象が強いんじゃないかな。

     

    「カサブランカ」

    あたらしめの曲だね。曲はオサムがAメロ、俺がサビ、ジャムってBメロって作ったよ

    これ最近だからよくおぼえているけど、大久保スタジオM前の路上でつくったんだよ。マジで。

    スタジオ終わった後に。俺達は物凄く仲良しだからね。物作りではぶつかるよそりゃあ当然。

     

    色々質問受けたけど、自分の中で混ざってるんだよ。

    自分の中で見てきた様々な世界が時間を越えて何十にも折り重なってる。コーラスワークのように。

    大好きな岩田さんが旅立ったタイミングだった。自分の中で物凄く大きかった。

    正直、その出来事は色濃く反映されたよね、作る作品に。特にこの曲に。

    あれから、自身の中の僕、俺、私は尚もしっかりと一線を画したんだよね

    わかりにくいと思うけど、その表現が1番的確なんだ。

    何人もの人格が同じ名前で呼ばれて1台の車で行動しているんだ。

    岩田さんが旅立ったのはそれ程大きかった、色んな意味で近かった分。

     

    今だからいいかね。言ったところで曲のイメージはそれぞれがそれぞれに大切に抱いたままでいてね。

     

    トリビュート盤も作った。岩田さんの事を歌った曲、ストラマーズの曲もカヴァーさせてもらった。

    盟友と一緒にスプリットでリリースさせてもらった。大切な宝物だよ。

    「カサブランカ」って俺が閃いたんじゃないんだよ。

    生前、岩田さんがメールアドレスを変えたから登録して!って連絡が来てね

    メールアドレスって何気にセンスや好みが出るじゃんね

    でメールアドレス見るとカサブランカ云々ってあってね、

    後々、ジュリーの「カサブランカダンディ」から拝借してたんだよなんて言われてさ

    俺はジュリーとか知らないし興味ないから、岩田さんのセンスでそうしていると思ったんだ

    それが良かったんだ。ジュリーから拝借と知っていたら

    タイトルは「カサブランカ」にはなってないからね絶対に

     

    「岩田さんらしいな〜。お花の名前をアドレスにしとるわ!」ぐらいにしか思ってなかったんだよ。

    でね、葬儀を終えてさボーッとしていた。思い立ったように思い出のCOCOSや坂上の交差点に行ったりね。

     

    メールを見返したりしていたらアドレスがカサブランカって事を思い出した

    その夜は深い世界に迷い込んでいた。なつかしいようなあの世界に。

    泣いていたんだと思う。その児童相談所に戻っているってことはわかったんだよ。

    ほらまたあの子が居る。

    このあと、僕だけココを出て行って俺や私になることを許して欲しいと懺悔の気持ちで一杯になるんだけど

    その気持ちも忘れてお話をして遊ぶんだよ結局。窓の外を眺める横顔はとても美しくてね

    キリマンジャロから走ってきたような冷たい風が真っ黒で艶やかな髪を撫でていくと

    きまって目をとじるんだ。長い間。もう風は吹いてないのに目を閉じたまま。

    随分と時間が経ったらゆっくりと怯えたように目を開く。

    実際に13歳の頃に体験したこの記憶に角度や景色を少し変えて

    何度も迷い込んでしまうんだ。

     

    その子はお母さんとお父さんが目の前で死ぬのを目の当たりにして言葉を失ってしまったと先生に聞いた

     

    風がふいていたのか、その時。あの時。目を閉じていればよかったって思うのか。

    岩田さんの事を考えて中野坂上の交差点で立ち尽くしていたら一瞬、冷たい風に吹かれたんだ

    あの風だったと思った。そんな感じで歌詞を書いた思い出がある。

    何十にも折り重なった世界。

    私にとっては岩田さんが書かせてくれた曲。だからこの曲もトリビュートみたいなもので

    タイトルはカサブランカに決めたんだよ。

     

    5/9の誕生花だからね。明後日だよ5/9は

    岩田さんの日。シェルターで勿論カサブランカ演奏します。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


    12:32 | - | - | - | - | - |
    2019.06.25 Tuesday

    スポンサーサイト

    0

      12:32 | - | - | - | - | - |

      ▲top