COLOURS FOR MY DEAR

THE PRISONERのボーカリストで、執筆活動も行っている景山 潤一郎の公式ブログです。日頃の思いを包み隠さずに吐露していくブログです。

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2017.05.15 Monday

絶賛レコーディング中です。

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    みんな仕事をしているので、基本は土日でレコーディングするようにしています。
    今迄にない感じには確実になっている。
    完全に人からどう思われようが関係ないと言い切れるようになった。

    やっぱりシンプルでしっかりと「こうしたい」という青写真が描けている曲は
    絶対に良くなる。作っていてわかっているはずなんだ。作り手サイドも。

    「こんなのもやってみたい」「こんな一面もある」的な曖昧な動機が根っこだと
    俺達の場合、なかなか上手くいかない。腹をくくった方が良い。
    得意技で勝負せずに、こんな技も出来るんですな技で勝負するのは無理がある(笑)
    いざレコーディングしてみて、たったAメロ、Bメロ、サビぐらいのものなのに
    物凄く複雑に聴こえたり、キメ事が多すぎてやたら忙しそうに聴こえたりするのは
    避けた方が良いんだ俺達は。と、そんな考えが根本で曲を作ってきたからね。
    良い感じだと思う。物凄くいい感じだと思う。

    「この問題わかるひと〜」な先生の問いに
    「ハイハイ!」と両手を何度も大げさに突き上げるよりも
    「ハイ」と真っ直ぐ一直線に背筋ごと伸ばした手の存在感と美しさよ。
    そんな曲を録音していきたいね。


    10:07 | - | - | - | - | - |
    2017.05.11 Thursday

    凄い青空。あの人の笑顔みたいな。

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      何から話せばいいのだろう。人は死ぬ。誰もが必ず。

      そんな大前提はわかっている。わかっているんだよ。
      悲しみにうちひしがれても、僕達は忘れていく。

      忘れると言うのは生きていく事の上で重要な能力だ。

      残酷なようで、必要な能力。ただ、今は無理だ。

      本当に近しい人が亡くなった時はいつもそう、実感が無い。

      死を知った瞬間、涙が出ない。

      じわじわと日々を重ね始めると打ちつけてくる悲しみ。

      否、寂しさ。

      昨日までの曇り空、雨模様の方が気持ちが楽だった。

      空が共感してくれているみたいで。
      世界中が泣いているみたいで。

      目にする世界全てが彼の死を悲しんでいるようで。

       

      今日の雲ひとつない程の青空はまるで。

      そんなことがなかったかの様で。

      もうこの世界に彼が居ないとは信じられない程の青空はまるで

      いつも通りで。何の変哲もなく。

      出会った時と何一つ変わらない青空はまるで

      彼が何処かで生きているみたいだ。

       

      ザ・ストラマーズの岩田さんが死去された。
      オフィス・ストラマーからの正式なコメント、アナウンスがあった。

      先輩達のコメントが発表された。

      メンバーのコメントを読んだ時に、岩田さんが亡くなってはじめて涙が溢れた。

      バイクを飛ばしていつも打合せを重ねていたココスに行って、中を覗いてみた。

      初めてストラマーズと2バンド・ギグをやったライブハウスの前まで行ってみた。

      「俺にロックン・ロール・ピープルを歌わせてくれ!」と飛び入り参加してくれた

      シェルターの階段まで行ってみた。
      確かに僕達はここでぶつかり合って、手と手を重ねていたんだ。

       

      2月にリリースした自分達のカバー集、聴いてくれたのだろうか。

      僕達のリスペクトは届いたのだろうか。
      O-WESTの共同企画も、2バンド・ギグ・シリーズも楽しかった。

      岡ちゃん(オリジナル・ジョン)と3人で行ったカラオケも傑作だった。

      バーミヤンまで駆けつけてくれた夜もあった。

      東中野ルードでしこたま飲んだ夜もあった。

      僕の事を弟みたいに扱ってくれた岩田さん。

      僕はあなたの笑顔と優しさに何度も何度も助けられた。


      今年もO-WESTで共同企画やるって約束しましたよね。
      ピンクの大きいラバー・ソウル今度、持ってきてくれるって言いましたよね。

      そんな事はどうでもいいけど。

      いつもそう。いつも。伝えきれていない。全然伝えきれていない。

      あんなに同じ時間を共有していたのに。

      岩田さん、僕は岩田さんの事が大好きでした。

      心配で、思い出すたびに電話してしまったマネージャーの平山さん、本当にお疲れ様。

      最後の最後まで貫いてくれてありがとう。本当にありがとう。言葉になりません。

      電話の度に苦しかった事でしょう。ありがとうございました。
       

      SNS等で皆さんがストラマーズの事、岩田さんの事が沢山アップされていて
      見て嬉しい半面、本当にもうここに居ないんだと現実を突き付けられて
      複雑な気持ちです。
      「リスペクト」も「大好き」も「ありがとう」も
      生きていたらダイレクトに届くという事を僕達は忘れてはいけない。
      好きな人には大好きと伝えていきたいものだね。
      岩田さんに送るメッセージに優劣も上下もない。
      「この人のメッセージの方が凄い」とか「私の方が早い」

      「私はあなたより仲が良かった」とかは気にする事じゃないからね。

      岩田さんそういうの嫌いだと思うよ。

      思い思い、それぞれがそれぞれの言葉で最後のメッセージを送ればいいんじゃないかな。


      19:07 | - | - | - | - | - |
      2017.05.09 Tuesday

      Just another story

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        昨晩、誰かが玄関前まで来た様な感覚だったんだ。

        だから本当に5月って大嫌い。ごめんね5月好きな人。
        アレも好き!これも好き!ってな感じの調子のいい感じではない。
        本当に好きな物が1つ。ビシッと筋が通った美しい立ち姿。心構え。

        そんな所が大好きだった。

        チョロチョロとあっちもこっちも良い顔している
        尻の軽い感じが一番苦手で大嫌いな俺にとっては
        凄く信頼ができる人間だった。

        不器用さが美しかった。真っ直ぐさが誇らしかった。

        よくミーティングしたココスの前を通ってみたんだ。さっきの話さ。
         

        お互いに心から認めあえたし、分かち合えた。
        とことん砂を噛んだ夜も、喜びの美酒に酔いしれた夜もあった。
        誤解した日、誤解された日、呑みこんで頷いて、手を握り合った。
        図太くなっているはずの自分だったけど、堪えるわ。
        慣れているはずの出来事だけど、やっぱり堪えるわ。
        レコーディングが本格的に始まる何日か前。ケツを蹴り上げられたような。
        蹴り上げられすぎて少し動けそうにないわ。
         

        雨がふりそうじゃねえか。そりゃそうだよな。


        18:01 | - | - | - | - | - |

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